家族にあった保険を考える際に、気をつけていただきたいことがあります。
「広告の謳い文句」「保険金額の統計データ」をもとに、自分たちもこれくらいで大丈夫、と考えないでほしいのです。
必要保障額の具体的な金額までイメージされている方は、実はなかなかいらっしゃいません。今まで、必要保障額について考えてはいるけれどその金額に自信はない、という多くのご夫婦の相談をうけてきました。
「これくらいだよねぇ?」「そんなものじゃないかな?」
という、「なんとなく……」なやり取りがなされます。
そして次に、「他の家ではどれくらいかけてるんですか?」というご質問をいただきます。確かに、気になりますよね。
ですが、保険は、よその家と比較して判断しないでください。なぜなら、それぞれのご家庭によって必要な保険の金額は大きく変わってくるからです。お父さんの年齢、収入、お子様の人数や今後の教育方針、奥様の収入、資産の状況……どれかひとつでも違えば、ご家族に必要になる金額も大きく変わってくるのです。
「みんなこれくらいだから、うちも」と考えるのではなく、「うちにはこれくらい必要だからこんな保険を」と考えてください。
「贅沢はしなくていい。住むところも食べるものも、今と同じ状態を維持できればいい」とお考えのお父さんにおたずねします。
その願いを叶えようと思ったら、実際どれくらいのお金が必要だと思いますか?
今と変わらない生活を維持してもらいたいのなら算出の仕方は簡単。
まず、今のお父さんの月収を思い浮かべてください。そこから、「お父さんにかかる生活費」「住宅ローンの支払い」そして国から支給される「遺族年金などの社会保障額」を引いてみてください。
計算してでてきた額が、月々必要となるお金です。12倍すると一年分となりますね。
そして、その金額が何年後まで必要なのかを考えて、その年の数だけさらに掛け算してみてください。どんな数字がでてきましたか?
先ほど計算して導きだされた金額を「必要保障額」と言います。残された家族が生活していく上で必要となるお金です。 いきなり総合計の「ウン千万円」という額を言われていたら、足りているのかイメージしにくかったかもしれません。でも、毎月の金額から考えたらわかりやすくなりましたね。
お父さん。今加入している保険は、必要保障額を満たしていましたか?
そう、家族に必要なお金はいくらなのか知ること、そして今加入されている生命保険の死亡保障額は必要額を満たしているのか確認することが、生命保険と死亡保障を考えるうえでの大事なスタート地点なのです。
私たち「安心の森」は、必ずそのご家庭の必要保障額を計算してから保険をご提案しています。今まであまり考えてこられなかった方でも「そういうことか!」と納得していただけるように、「まぎれもない事実」をもとに計算しています。そうすることで金額の重みや重要性を実感していただけるのです。
実際の数字をお見せすると、「こんなに必要なの!?」と皆さん目を丸くされますよ。無理もありません、今までその現実をしっかり教えてくれる人がいなかったのですから。だからこそ、その現実を知っていただくことも私たちの大切な役割のひとつだと考えているのです。